時計をオーバーホールしないとどうなる?もったいないのか実体験を解説

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大切にしている腕時計を長く使いたい気持ちはあるけれど、数年おきに10万円のオーバーホール費用を払うのはサイフに大きな負担ですよね。

この記事では、主に以下3つをメインに解説します。

この記事でわかること
  • 時計をメンテナンスせずに放置し続けると具体的にどのような不具合が起きるのか
  • みんながよく思う「オーバーホール代はもったいない」という本音にどう向き合うべきか
  • オーバーホールしたほうがいい・まだ大丈夫がわかる3つのセルフチェックリスト

10年以上ノーメンテナンスで過ごしてきた方や、安価な時計にもオーバーホールが必要か迷っている方が、後悔しない選択ができるよう具体的なチェックリストや修理店の選び方も紹介します。

目次 非表示

時計をオーバーホールしないとどうなる?放置した先に待つ2つの末路

オーバーホールとは時計を分解・清掃しておかしなところがないかチェックする大事なメンテナンスです。

日本時計協会によると、2~3年に一度オーバーホールが必要とされていますが、きちんと守っている人はわずか。

「まだ動いているから大丈夫」と思っている間にも、内部では油切れによるパーツの摩耗が進行しているかもしれません。

ここでは、オーバーホールをせずに放置し続けた結果、どのような末路が待っているのか、2つの大きなリスクに絞って解説します。

潤滑油の枯渇による内部パーツの深刻な摩耗

オーバーホールをしないと発生するリスクは潤滑油の劣化・乾燥です。

時計内部を循環している潤滑油が古くなり、さらに時間が経過して乾燥すると、金属パーツ同士が剥き出しの状態で激しく摩擦し合います。

翔太
翔太

潤滑油がない時計は、オイル切れの車のエンジンを無理やり回しているようなもの

実は油が切れたままでも機械の力で無理やり動かせてしまうのが精密機械の怖いところです。

上記の状態が続くと金属の微細な粉が内部に散らばり、それがさらに他のパーツを傷つけるという悪循環に陥ります。

放置した期間に比例する追加のオーバーホール費用

オーバーホールを先延ばしにするほど、追加の交換パーツ代がかさむリスクがあります。

オーバーホールの基本料金には分解・洗浄・注油などの作業代が含まれていますが、パーツ代は別途必要です。

例えばきちんと決められた期間でオーバーホールする人なら、基本料金だけで済みます。

ですが、10年・20年放置した後に出したメンテナンスなら、歯車やゼンマイなどの主用パーツが交換対象となり、オーバーホール料金が跳ね上がります。

さらにひどいと、古いモデルや希少な時計の場合、交換用のパーツ自体が生産終了で市場になく、そもそも修理を断られたりするという最悪のシナリオも十分にあり得ます。

今のオーバーホール代を惜しんで、将来的に高額の出費を強いられるのは賢いお金の使い方ではないですね。

【本音】オーバーホールはもったいないと感じて当然

オーバーホールを先延ばしにすれば修理代が上がるのは理解していても、もったいなく感じるんだよ

車なら動かなくなると生活に直接ダメージがありますが、時計なら間に合わせを買えば済んでしまいます。

であるなら、わざわざオーバーホールをするのはもったいないと感じて当然です。

ここでは、なぜ僕たちがオーバーホール代を負担に感じるのか、オーバーホールを先延ばしにする罪悪感を抱かずに、時計と付き合うための考え方について整理していきます。

「数年に一度、10万円」は他の趣味や生活との両立には重すぎる

サラリーマンにとって、オーバーホールに10万円近い金額を定期的に払うのは家計の圧迫以外の何物でもありません。

他の趣味や生活費と比較したとき、時計のメンテナンスという目に見えにくい支出は、優先順位が下がって当然です。10万円あれば、

  • ちょっといい旅行に行ったり、
  • 最新のスマートフォンに買い換えたり、
  • 別の欲しかった時計を買ったりするなど、

使い道はさまざまです。

オーバーホール頻度を守るのは大事ですが、無理のない範囲で時計を楽しむのが大切です。

自分の経済状況に合ったオーバーホール計画を立てるのが、長く時計と付き合う秘訣ですよ。

10年・20年動いているのは、あなたの時計がタフな証拠

もしあなたの時計が10年以上一度もオーバーホールしていなくても、元気に時を刻んでいるなら、優秀でタフな個体という証拠です。

メーカーや時計協会が推奨する5年程度の期間は、あくまで「最善の状態」をすすめるためで、ノーメンテでも動き続ける時計は存在します。

上記のように長期間動いてくれた時計に対しては、

「サボってしまった」

という罪悪感を持つのではなく、

「ここまで頑張ってくれたから、そろそろ労ってあげようかな」

という、長年連れ添った相棒に対する感謝のような気持ちで向き合うのが、精神的にも最も健全な形ではないでしょうか。

頑丈で素晴らしい時計だからこそ、完全に壊れてしまう前にメンテナンスでこれからもあなたの腕で輝くと、ポジティブにとらえることをお勧めします。

無理にオーバーホールする必要はないが、手遅れだけは避けよう

愛する時計との賢い付き合い方は、メーカー推奨の機関に盲目的にオーバーホールするのではなく、致命的なダメージを防ぐことです。

具体的には、時計の精度や操作感におかしなところが見当たらなければ、必ずしも5年おきにオーバーホールする必要はありません。

このあと述べる3つのチェックポイントに当てはまらなければ使い続けるというのも選択肢の一つです。

オーバーホールしたほうがいい・まだ大丈夫かの3つのセルフチェックリスト

オーバーホールに出すべきか迷ったとき、3つのチェックポイントを確認するだけでオーバーホールすべきかどうかの一つの判断基準になります。

ここでは、1円もかけずに自分でできる3つのセルフチェックを詳しく解説します。

時計が発している危険信号を見逃さず、かつ不要な修理依頼を避けてお財布にやさしい指針が手に入りますよ。

日差が1分を超えていないか?

日差(1日でどれだけ時間がズレるかを示す精度)が、1日で1分以上のズレがあると、内部のパーツが劣化している可能性が高いです。

磁気帯び(電化製品など磁気を発するものの近くに置くとかかる症状)により日差が生じる場合もあります

日差が生じる原因の一つは、潤滑油の劣化や油切れによりパーツ同士の摩擦が増え、歯車の動きにブレーキをかけている点です。

日差1分というのはあくまで目安ですが、急に遅れる・進むようになった場合は、パーツの破損もし始めている可能性があるため危険な状態です。

毎日スマホの時計と見比べて、あなたの時計がどれくらいの正確さなのかを確認しましょう。

リューズを巻くときに重さや違和感はないか?

リューズ(時計の時刻合わせなどに使うツマミ)の操作感に違和感があると、オーバーホールが必要です。

正常な機械式時計は、リューズはなめらかに回転します。

ただし、油が切れたりパーツが破損していたりすると、「ジャリジャリ」「カリカリ」といった不快な振動が指に伝わります。

普段と違うと感じたら、オーバーホールを前提にすぐに時計修理店に相談しましょう。

曇りや結露が出ていないか?(超危険信号)

あなたの時計のガラス内側が曇っていたり、結露がついていたら、今すぐオーバーホールに出すべきです。

翔太
翔太

時計内部に水があるのはありえないので、超危険信号です

時計にとって水気は大敵で、たとえ曇りが消えたように見えても、内部には確実に湿気があります。

そのまま放っておくとサビが広がり、確実にパーツを腐食させます。

文字盤や針にまでサビが回ると、交換部品だけで確実に数万円が吹き飛び、最悪の場合は修理店から「修理できない」と宣告されることも。

ガラスの曇りを見つけたら、至急修理店に駆け込むこと。

それこそが、あなたの大切な時計とお金の両方を守り、長く時計を愛用してあげられるオーナーとしての愛情です。

時計が完全に止まってから直す「壊れてから修理」はアリかナシか?

時計が壊れて動かなくなってから修理に出すのはアリなのでしょうか。

結論、「ナシ」です。

  • 日差が生じるなど、完全に止まる前の症状が出ている時点で時計として使いにくい
  • 交換部品代が発生するため、買い替えたほうが安く済むパターンがある
  • 摩耗したパーツが製造終了していれば修理不能となり、二度と愛する時計と一緒にいれない

大切な時計を長く使い続けたいなら、壊れてから修理するのはおすすめできません。

オーバーホールすべき3つのチェックリストに当てはまるタイミングで、オーバーホールを検討しましょう。

安い機械式時計にオーバーホールは必要?後悔しないための判断基準

数万円の機械式時計を愛用していると、メンテナンスするくらいなら買い替えたほうがいいのか、きちんとオーバーホールしたほうがいいのか迷いますよね。

ここでは、後悔しない決断をするための2つの視点を紹介します。

修理代が購入価格を上回るなら、使い倒して買い替えも一つの正解

修理の金額が購入価格より高い場合は、オーバーホールをあきらめて使い倒してから買い替えるのも合理的な判断の一つです。

例えば2万円で買った時計に1万8千円のオーバーホール費用がかかるのでは、数千円足して新品の時計を手に入れたほうが満足度が高いです。

モノには必ず寿命があることを受け入れるのは、時計を手放す引き際でもあります。

安い時計でも10年持った愛着があるなら、信頼できる修理店でしっかりメンテナンスしよう

購入時の金額にかかわらず、10年を共に歩んだ時計は唯一無二の相棒です。

傷や汚れの全てに自分だけの思い出が刻まれているからですね。

新品を買い直してしまったら、積み上げた思い出は置き去りになります。

愛着のある1本を使い続ける喜びは、家計の節約以上に心を豊かにしてくれます。

あなたの時計が「相棒」なら、信頼できる修理店へ相談しましょう。

再び力強く時を刻む姿を見れば、オーバーホールを決意して良かったと思えるはずです。

安くても信頼できる時計修理店の見極め方

オーバーホールするお店選びで、正規店は多くの人の候補に入ると思います。

ですが、メーカー以外でもきちんとした修理店を選べば、しっかりとした整備をしてもらいつつも費用を抑えられます。

ここでは、安くても信頼できる時計修理店の見極め方を紹介します。

安かろう悪かろうを避ける!失敗しない時計修理店の3つの条件

なぜ民間の修理店は、メーカーより安くオーバーホールできるのか?

民間の修理店は広告宣伝費やブランド特有の豪華な店舗内装費を削り、修理設備と技術者の技術料のみで運営しています。

ブランド維持に充てる中間マージンが発生しないため、低価格での提供が可能です。

まとめ:時計をオーバーホールしないと取り返しのつかないことに…!

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